「ゲスト視点」ということは?
ようやく積もりました!
11月末の大雪以来、1ヶ月振りの降雪。じらしてくれるなぁ、ロッキー。
別に今冬が特別少ないというわけではないのです。
昨シーズンだって、3月上旬まで「積もらないなぁ・・・・」ってボヤいていたんだから。
今回は除雪車が稼動するくらい降ってくれたけど、やっぱ継続してくれないとね。
最近、冬のロッキーに興味があるっていうゲストさんたちと通信を交わして気付いたことが。
今さらだけど、やっと気付いた! 「ゲスト視点」の大切さ。
きっかけは、「靴はスノーブーツが必要ですか?」っていう質問から。
日本の人は、当然そう思っちゃうでしょうね。 でも、答えは「 No」です。
何度もブログで書いてるけど、バンフやキャンモアは基本的に積雪のほとんどない土地。
遊びに行く場所は雪の多いところを選ぶからスノーブーツも必要だけど、住んでる場所には
ほとんど積もらない。だから、ハイキングシューズなどで十分対応可能。北海道の人たち
よりもチンケな靴で問題なし。田中がこの4シーズンほど履いてる冬靴なんてコレ。
靴底も笑えるほど夏仕様??(笑)
だって、町中の道なんてこれですもの。
ちゃんと除雪してくれるし、大雪になんて滅多にならないから。
滑り止めの意味で砂利も撒いてくれる。心配だったら簡易スパイクで歩けば良い。
雪質はこんなに軽いから、靴が濡れる心配もなし。雪が降っても傘なんて要らない。
放り投げて、蹴飛ばして、「パァ~~~」って広がる快感、是非、体験してもらいたいな。
日本で北国や雪国以外に住む人にとって、わざわざカナダに行くためだけに、日常では不要の
冬靴なんて買いたくないよね。特にスーツケースを圧迫しちゃう大袈裟なスノーブーツなんて。
でも、カナダのイメージはたっぷりの雪?
「寒さ」だけでなく、そこにも冬ロッキーのハードルを高くする要因があったとは・・・・
これが当たり前で行動してる自分たちには当然、気付いてあげられない盲点。
いや、盲点と思ってしまうこと自体、ダメダメなところか(笑) 「自分視点」の証拠だ。
カナダ観光局がいくら予算を注ぎ込んでキャンペーンをやっても、こういうところに気付いてあげられないと、人が集まるわけがない。「ゲスト視点」になってないから、不安に気付いてあげられない。美しい景色の画像ばかりにお金をかける。ロッキーが素晴らしい場所だなんて、誰もが分かってるんだから。それでも出掛ける勇気を持てない理由、必死に考えましょうよ。
自分にも同じことが言えるんだけどね。
気付くのが遅すぎたけど、今後は産みの苦しみで熟考せねばと思います。
日本人なのに、感覚はカナダ人。 最初の気持ちが埋もれてしまわないよう、脱出せねば。
気付かせてくれた高梨夫妻、落合美紀子さん、有難うございました。
冬ロッキーの計画、これからじわじわ実行していきましょうね。
おもしろいものを見つけたので、またメールします。
先日、冬ロッキーを楽しんだリピーターさんのブログ記事はこちら。