3/24~28 冬のMt.アシニボイン 序章
カナディアンロッキーのマッターホルンと称されるMt.アシニボイン。
その麓に滞在してのスキートリップを楽しんできました。大満足!の5日間です。
麓の「アシニボインロッジ」やキャンプ場に滞在する夏のハイキングは
日本からの人たちにも大人気だけど、今回は 冬景色の アシニボイン。
じつは、5年前からずーっと憧れてました。
夏よりも冬に絶対的な興味があった我が家の夢、ついに叶って嬉しい限りです。
そして、啓子にも初めて アシニボインを間近に仰ぎ見てもらえたのが、なにより嬉しい!
またまた老後も一緒に語れる思い出話がいっぱい増えましたよ。
さて、以下は今回の4泊5日の行程。
スタート地点は、キャンモアから車で1時間。カナナスキスのMt.シャーク。
●1日目 スキーで歩いて登って25km、9.5時間をかけてアシニボインの麓まで。
●2~4日目 無人小屋に泊まり、3日間のバックカントリースキー三昧。
●5日目 行きに9.5時間かけた25kmを、ヘリコプターで下山。所要わずか10分(笑)
通常は登りが大変な「行き」にヘリを使うのが一般的なんだろうけど、25kmの90%以上は
平坦な地形。実際には、行きでも帰りでも所要時間に大差はないので、我が家は帰りでヘリを
利用することにしました。疲れも溜まった最終日に、9時間近くもかけて降りるのはキツイとの
判断です。それに、ヘリが飛ぶのは日・水・金曜日の週3回のみだし。
2月に下見を兼ねて半分の距離を往復した経験が役立ったようです。
唯一の負担となるのは、行きの荷物。なんせ、4泊分の食糧とアルコールだから(笑)
でも、それも安心。アシニボインは「Flying Gear」っていう有難いサービスがあります。
日没が20:00まで延びる時期だし、荷物も日帰り用だし、我が家には未経験の距離だけど、
思いきって25kmのスキーイン。予想どおりタフな行程でした。当たり前か(笑)
いちばん懸念したのは、靴擦れ。案の定、途中で大休止しながら&ごまかしながら。
出発時から備えもしたお陰で、翌日以降に影響がない程度で済んでヨカッタ。
宿泊は高級ロッジのほうではなく、「ナイセットハット」っていう営業小屋を利用。
1泊 ひとり $25
合計で5つの建物があり、それぞれ、5~8人が寝れる。建物内はかなり狭いので、寝るだけ。
食事や歓談は別棟の「クッキングシェルター」にて。
こちらは、ガスも暖房も使えるし、ソーラーパネルで室内灯も使用可。かなり快適です。
この快適さで$25はお得でしょ。いろいろと感心です。
お水は100m先?まで水汲みに。深く雪が掘られた先から鍋ですくい上げるのです。
重たいバケツを持っての雪道は大変なんだけど、誰もが率先して汲みに行くところは、
さすが北米文化! つくづく感心します。
春休み期間中 ってことをすっかり忘れていたので満員御礼の大混雑でしたが、
みんなと会話を楽しんだり、同室となったカルガリーからの楽しい人たちとも盛り上がり、
斬新な良き時間でした。貸切りが好きな我が家だけど、たまににはこういのもいいね。
今回もヤスと陽子の池田夫妻が一緒。
こういう遊びに付き合ってくれる人は限られるから、ホントにいつも有難い。
諸々の事情でほとんどが別行動だったけど、夕食時はいつも楽しい団らんでした。
5日間の天候はめまぐるしく変化しました。とにかく変わる、変わる。笑えるくらい変わる(笑)
自分の東と西で極端に違うかと思えば、北と南でもまた違う。
さっきまで吹雪いていたかのに、急に穏やかになったり、また激しく雪が降ったり。
予報なんて見ないほうがいい(笑) そのときの条件を楽しみましょ!
アシニボインの雄姿を拝めたのは、到着日と翌日の半日だけ。それでも十分満足!
また来年も行く気満々だから、そのときどきの空気を楽しめばいいだけです。
予想不可のお天気だっけど、条件が悪いときの良い練習になりましたよ。
GPSも少しずつ慣れてきたし、こういう経験も今後のために必要なんだろうね、きっと。
そして、2日間以上も降雪があったおかげで連日の新雪滑走!
今シーズンはツーリングよりも滑走を楽しんでます。毎年楽しみ方が変化して楽しいね!
合計費用はひとり $316 プラス食費&アルコール
内訳→
*ハット宿泊 $25 x 4泊(税込み)
*片道のヘリ $150+5%税
*Flying Gear ふたりで52lb x $2.25= $117
価値観だろうけど、これって、我が家にとってはお得いっぱい!
来年以降の恒例行事にすることに決定。同行者大募集!!
次回は余分な費用を払っても、8人用や5人用を少ない人数で貸し切りにしようとも思う。
寝起きのペースがバラバラっていうのはやっぱり気を遣うしね。
1日目の記事を読む→
http://ilovewintergreen.hatenablog.com/entry/2014/03/24/223000