カナダ トレッキング紀行

カナディアンロッキーで日本語ハイキングツアーを主宰する、個人ガイドの田中です。ツアーの様子や日々の遊びの記録。 http://www.ilovewintergreen.com/ お気軽にお問い合わせください

3/17・18 1泊でバックカントリースキー

3/18

今週も新雪に恵まれ、最高のバックカントリースキーを満喫です。
20cmくらい積もったかも。 うーほほ~い! ってな気分。
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パークスカナダの公示だと、今日は雪崩のリスクが高すぎ・・・・
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予定を大幅に変更して、リスクが少しでも少ないカナナスキスへ出掛けてみました。
選んだのは、先週も遊んだ「Black Prince」 っていうエリア。
登りルートの8割は同じだけど、滑り降りたのはまったく別の斜面。
東斜面の樹林帯が先週なら、今回は南向きのオープンスロープで遊ばせてもらいましたよ。
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夏と違って、冬は雪さえあれば実にいろんなところを登り降りできるから、コースは縦横無尽。
ガイドブックも参考程度にしかならず、あとは自分たちで探して決められるのが魅力かも。
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 今日は純子が同行してくれたので、前回は気付かなかったエリアを滑れました。
遊びの幅を広げるためにも、別の仲間と出掛けることも必要だよね。f:id:ilovewintergreen:20140320111749j:plain

気温もほど良く低めで雪質サイコー!
めちゃ楽しいスキーラン!! しかも、こんな人気エリアを貸し切り。奇跡か??
楽しすぎると写真もほとんど撮れないほど盛り上がってしまうんだよねぇ(笑)
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10:00AM~14:30 の短い時間だったけど、大満足!! 
2時間登って30分の滑走。バックカントリースキーの醍醐味を味わえたような1日です。
今シーズンは雪が少なかったから、ようやく冬本番か??(笑)

雪崩リスクの高い日だから、ちゃんと滑走前に雪質もチェックね。
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スキーの後は、車で2時間移動してレイクルイーズへ。

今晩はナント、ユースホステルにお泊りです。
いろんな意味で評判の良いレイクルイーズのユース。1度は泊まってみたかった。
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こういう宿を利用したことがなかった自分には、とっても斬新で楽しい空間でした。
年齢や滞在目的はそれぞれ多彩。5ヶ月パスを使って長期滞在してる奴らもいれば、アイスクライミングバックカントリースキーが目的の奴らもかなり多い。時期的に雪崩コースを受講中の連中とも会話を交わしました。若い世代が旅の途中で数泊してる ってだけじゃないんだね。そんな自分の固定概念こそ視野が狭い証拠だね。 
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他のユースとの比較は出来ないけど、部屋もシャワーもキッチンスペースも小ぎれいだから、
人気があるのも頷けますね。夏はもっともっと人が多いんだろうなぁ。
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3/19

今日のバックカントリーはボーレイク方面へ。
昨年初めて出掛けて、その景観に大感動した「Crowfoot Grades
こちらも昨日はかなりの新雪だったみたい。青空広がってるし、期待できそー!
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ボーレイクを横断して、
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クロフット氷河を間近に仰ぎ見て、
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その後は樹林帯をグングン登りましょ。
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新雪がキラキラ輝いてるし、冷たく澄んだ空気がめちゃくちゃ心地良いです。
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背後のボーレイクが目線の下になった分だけ、クロウフットMt.のデッカイ岩壁が近づく。
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ドロマイトピークやボーピークも山容を変えながら視界に飛び込んでくるから斬新!
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去年も大感動したけど、今年も同じくらい感動的だ!(笑)
周辺のバックカントリーコースが分かると、ついつい見入ってしまうのは自分だけ?
登りたいとこ、滑りたい場所がこの周辺だけでもいっぱいで、冬が短すぎるなぁ・・・・
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昨日と同じく登りは2時間。斜度がキツイから汗もたっぷり。 
身体はドライレイヤーがサラサラに保ってくれるけど、頭は帽子がびしょ濡れ。
替えの予備帽子をいつも持っていてヨカッタ。お陰で頭もさらさら(笑)快適です。
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ランチを食べ終わる頃から、急に雲が多くなってきました。
この辺りのお天気はやっぱり変わりやすいね。

そして、強風・突風のお出まし。 たぶん、いつものことみたいで雪面もクラストしてます。
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これ以上は登らないほうが無難だろうってことで、そのまま滑走斜面へ大移動。
最後は大斜面で気持ち良くスキーランです。 たまらん!!
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バックカントリー、本当に毎回楽しいです。新しい発見もたくさんで有難い。
リスクと背中合わせも、緊張感と開放感を楽しめるってことが魅力なのかな。

でも、慣れを感じることでケガや事故に繋がる可能性も大だから、初心は忘れずに。
いつまでも緊張感を持ち続けながら、臆病者でいなければ。
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