カナダ トレッキング紀行

カナディアンロッキーで日本語ハイキングツアーを主宰する、個人ガイドの田中です。ツアーの様子や日々の遊びの記録。 http://www.ilovewintergreen.com/ お気軽にお問い合わせください

5/11・12 野外・災害救急法のコースから想うこと

「忙しい」、「時間がない」は最もダサイ言い訳


今回の記事も想いや気付きが強すぎて、メチャ書き殴ってまっせー!
覚悟の上で読んでね。 あ、真剣に読んでない人も多いけどね(笑)


トイレ掃除を始めて1ヵ月が経ちました。
ファーストエイドやキャンプの泊まりを除き、毎日継続出来てます。

以前、やってたときもそうだったけど、
毎日やってるから楽になります。
たまにしかしないから時間がかかる。
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来月からはツアーが始まるからどうなるかな?
工夫して続けていかねば。

「時間がない、忙しい」 は、イチバン卑怯でダサイ言い訳。
相手が納得するしかないからね。


トイレ掃除って、
スッキリするから常に前向きでいられます。楽しく過ごせます。
ちゃんと効果はあるもんです。



こんばんわ、
遥かカナダ(彼方)を "身近なカナダ" に

母がとってもお世話になった、「トイレの神様」を信じてる、
  Wintergreen の田中です。 http://www.ilovewintergreen.com/



「知ってる」と「解ってる」と「出来る」はぜんぜん違うのよ

今年も受講してきました。
Wilderness First Aid(野外・災害救急法)

5/11・12の2日間。

救急車やヘリが到着するのに時間がかかりすぎる場所、
その間に、ヤバイかヤバくないかの状況判断が、高い確率で
出来るようになる(はずの)コースです。
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決して応急処置を学ぶ場所ではありません。
むしろ、それ以外のシナリオが多い。

上手に工夫して搬送することを学んだところで、
運んじゃって良いの? ダメなの? の線引きが出来ないと意味なしですから。


3年前に山岳ガイドさんから教わったこともあるんだけど、(そのときの画像)
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所詮、これは搬送のための手順っていうか、工夫。
その前に運んで良いのかどうなのかの判断が出来てないとね。

だからこそ、最も基本的な考えに沿って現状を把握し、
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経過観察から予期される事態に備える。
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だからこそ、座学で理解できて、(いや、何度も復習が大切)
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実践で 出来るようになる    ・・・・ように努力する(笑)
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「知ってる」 と
「解ってる」 と
「出来る」  は

まるで違うからねー。


こういう処置も教わるんだけど、あくまで評価が終わってから。
他の症状が進行してる可能性があるなら、見逃してはイカンのよね。
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視野も思考も拡げれば、もっと魅力的な僕になれるでしょ

3年連続で受けてるけど、しょせん、年に1回だけ。
やっぱり忘れてるよねー。 しかもほとんど(笑)

でも、ムリにその環境を作って学んでいかねば。
3年の有効期限があるけど、僕は資格のために受講しているわけではないので、
これからも毎年受け続けますよ。


トイレ掃除と一緒。継続しないとダメ、ダメ!
嫁さんやツアーで一緒に遊んでくれる皆さんに安心感を届けられないから。


それにしても、毎回インスタラクターの拓さんと議論するんだけど、
やっぱ2日間コースの進行速度がメチャ早くて理解が追いつかない・・・・

だって、基本となる4日間コースの7割の内容を2日で片付けてしまうんだから。
いわゆる、体験的なコース内容。
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さらに、4日間コースで学べるはずの、
脊椎損傷のチェック方法や、骨折なのか否かのテスト方法は見事に省かれ、
あまり実践的ではないよねー って思っちゃう僕がいる。
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動かしても良いのか、ムリすれば歩かせられるのか、
その判断が出来ると出来ないではメチャ大きな違いですよ。

4日間コースを受講したい気持ちが、かなーり強くなってます。
去年から意識し始めちゃったからねー。

でも、僕の仲間や知り合いは、
仕事が忙しいから とか、
そこまでの費用や日数を使いたくない と主張する人たちばかり。


2日間ですら興味を持ってもらえない・・・・

失礼ながら、どれもイチバン逃げやすい言い訳だな って感じてしまう。

新しいことを学ぶことで、新しい世界が見えてくる。
感じ方が広がるから、それまでの自分も広く見据えることが出来る。

そしたら表現方法も変わって、魅力的な自分になれるはずなのにね。
狭い範囲で考えず、視野も思考も拡げることが出来るのにねー。

あ”-ーーー、もったいない!

ハイキングツアーのために受講するコースじゃないんだよね。

救急法を学ぶのではなく、
リーターシップや迅速な状況判断を学ぶ場、センスを磨く場 と考えたら、
もっともっと視野も広く考えることが出来るはずなのに。


どんな仕事にでも、日常の些細なことにでも、
役立つことがいっぱいなんだけどなぁ。

思考を変えれば、自分に役立つことが見えてくるはずなのに。

意識や感覚の違いがみんなとは違いすぎて、今はただただ残念・・・・
やっぱ、日本帰省の際に受けるしかチャンスがないのか??

いやいや、諦めてはダメでしょ。それもカンタンな逃げ口上。
賛同してくれる人が増えるよう、僕も意識を変えていかねば。

5年前までの僕は、ファーストエイドの講習が大嫌いだった。
いちばんイヤな分野だったし、3年に一度のコースは気が重くて逃げ出したかった。

それが、今では野外環境下でのコースを、
しかも、4日間ものコースを受講したいって
ココロから思ってるんだから不思議なものです。

ソープで働かせてもらって、前向きな姿勢を学んだお陰もあるし、
インストラクターの拓さんとの出会いが僕を変えてくれた。

でも、それって、ただソープで働いていたわけではなく、
僕が前向きな気持ちを常に持ち続けていたから。

拓さんと偶然に出会ったわけではなく、僕がストーカーのごとく彼を
フェイスブックで追いかけて、ダイレクトメッセージを書き殴ったから。

それまでとは違う僕自身の思考と行動でたぐり寄せられた とも思ってる。


来年の今ごろはどんな意識を持っているのか、
5年後にはどう感じているのか、
どこを目指してるのか、自分の変化が楽しみです。

「忙しい」、「時間がない」 は誰でも言える。相手もカンタンに引き下がる。
そんな卑怯な言葉は使わない! と誓う僕です。


バンクーバーの日本語情報サイトで紹介された、
このコースの詳細記事。とても分かりやすく読みやすい内容です。

是非、読んでみて! 
そして、このコースに興味を持ってもらえたら嬉しいです。



優しい人たちがもっと増えてくれたら、

今回は予想もしなかったある会社から(失礼!)、
合計で5名も受講してくれました。

ガイドとは無縁のお仕事をしてる子も参加してくれました。
ハイキングが好きだからと。

僕は毎回、ボランティアでこのコースの広報活動をしてるから、とても嬉しい。

ワーホリの新しいガイドさんを始め、意識の高いヤツがいることも知った。

彼らからはハイキング研修? 植物研修? も頼まれて、さらに嬉しい。
やっぱ、やる気のあるヤツには自分のネタを惜しみなく提供したいからね。

研修なんてタイトルではなく、もっと楽しく、
少しでも実践的な内容にしたいと思案中です。

楽しいところ、
笑顔の多いところに人は集まるから。



受講後の全員合格記念写真。 やる気のある奴らはいい顔してるよね!
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その後は、我が家に呼んで飲み会。最後までみんな熱かったねぇ(笑)
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そして、今年もお世話になった、インスラクターの拓さん(太田拓野さん)
彼がいつもコースの最後に言う言葉が僕は大好きです。
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「皆さんは、
誰かを守りたいと思ったから、このコースを受講したんだと思います。
そう思った皆さんは、とっても優しい人たちです。 

優しい人たちがもっと増えてくれたら、
万が一の事故やケガや災害のときでも、
誰かの命が救われるはずです」


いちばん優しいのは拓さん、あなたですよ。
今年もありがとう。 また来年お会いしましょう!


あ、初めて啓子も受講してくれましたよ。
やっと僕を守りたいと思ってくれたのかな??(笑)
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この長い記事を読み終えた人は、次の記事も読んでみたいはず?(笑)
過去ツアーで起こった、突然の症状などについて書いてます。