カナダ トレッキング紀行

カナディアンロッキーで日本語ハイキングツアーを主宰する、個人ガイドの田中です。ツアーの様子や日々の遊びの記録。 http://www.ilovewintergreen.com/ お気軽にお問い合わせください

2%の熱いファンのために

ついに、〇〇の集客を抜きましたよ!


こんばんわ、
遥かカナダ(彼方)を "身近なカナダ" に

明日の5/18~ 2泊3日で国境近くへキャンプに行ってきます、
Wintergreen の田中です。 http://www.ilovewintergreen.com/

報告かよ!(笑)



あ、前フリ長くなるけど、今日の本題は、
  マツダの経営スタイルに共感したよ ってお話ね

僕は経営上の数字とかマーケティング戦略とかの数字が苦手。
っつーか、まるで興味がない。
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いや、以前はメチャクチャ興味ありましたよ。
東京で働いていた21~23歳くらいのとき。

そのころは日経新聞を購読していたし、
マーケティング本もかなり読んでた。

でも、今はそんな気配などゼロ。
だって、啓子夫人にすべて任せておけば、我が家の家計は安心(笑)


Wintergreen はいちおう会社登録だから、専任会計士がカルガリーにいる。
でも、売上げが ↑ とか ↓ とか、どの程度とか、
赤字とか黒字とか、損益分岐点って何? とか、
会計士には呆れられるほど経営ごとには無関心。

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だって、僕は個人商店のオーナーでスタッフはゼロ。
銀行に安心できるだけの残高があるんだから、
それ以上を考える必要なんてないでしょ。

どれくらいの必要出費があるのかはほぼ分かってるし、
ひとりで抱えられるツアーの本数も上限が低い。

僕が Wintergreen を始めた理由は、「楽しみたいから」
それは最初からブレずに変わってない。
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儲けたい や 稼ぎたい と思ったことは一度もないし、
この地域でこの職種ではムリでしょ、そんなこと(笑)

雇われて働いていたときに、やりたくても組織の存在が邪魔をして
出来なかった自由な発想を表現したかったから。


でも、同業他社さんは当然、違うよね。

以前、ある会社の代表から、

今年はついに 〇〇会社の集客を抜きましたよ」 って
嬉しそうに言われたことがあるんだよね。

聞いてもいないのに突然言われて、

「・・・・・・・・  ????????」

だからなに??  
それがお客さんのハッピーとどう繋がるの??

そういう比較や争い、みんな好きだよねー。

いや、会社経営だったら、それが当たり前なのかな?
でも、こんな狭いバンフやキャンモアで参加者の数を競って楽しいのか??

いわゆる、「世界シェア〇〇%」 
「勝てる戦略」 みたいな真似事をしたいのかな、みんな。

だいたい、戦略 ってなんですか??
誰と戦う必要があるの??
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お客さんを「ターゲット」って呼ぶとか、
「囲い込む」とか、

「同業他社と戦う」 とか、
「優位に立つ」 とか、

そんな戦略思考って誰のためなの??

誰がハッピーになるの?

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ビジネスは競争や戦いなんかじゃーなく、
みんなの笑顔に貢献すること、一緒にハッピーになることじゃないの?

だいたい、 ひとり残らずお客さんにしようと欲張るから、
ビジネスが戦いの思考になるんじゃないのかな?

コアなファンを作る、そのファンが集まってくれる楽しい環境を作る、
そんなことを僕は目指していきたいですね。



「マツダ 2%の熱いファン 一筋に」

    ↑
だから、僕はこの新聞タイトルに出会ったとき、すごく嬉しかった(笑)
だって、知名度のある企業がすでに実践してるって分かったから。

自動車業界において、世界トップシェアの「トヨタ」は11%強。
それに対し、「マツダ」はたったの2% 

でも、マツダはトヨタを追いかけたりはしない。
なぜなら、自分たちを支持してくれる人が、世界中に2%もいるから。
その人たちへ情熱を注ぐほうが関係性が深まるから。

同業他社は気にしなくていいよ。
そして、

誰もが満足できる車なんて目指さない。
見知らぬ "お客さん" たちを広く集める努力はしない。
値引きもしない。高くても "欲しい!" と思う車を造る。

マツダの情熱は、マツダ好きの限られた "熱いファン" だけへ注ごうぜ!


まさに、「コト売り」の概念ですよ。

不特定多数を狙おうと欲張ると、特徴がぼやけてしまう。
お客さんを集めたい気持ちは当然なんだろうけど、
あんな人もこんな人も ってやってたら、意図が明確に伝わらない。

差別化を気にしすぎて同業他社さんばかり見ていると、
実は同業他社さんに似てきちゃう。これ、ホント!(笑)
お客さんから見ると、どこの会社も同じに見える。意味がない(笑)

だから、相手を狭く絞り込んで、出来るコトを伝えて提供する。

一番付き合いたいのは誰??
ギューっと絞り込んだら、もすごくカンタンに表現できるんだよね。

この内容は、いずれまた別のブログ記事で書きますわ。
脱線が長くなりすぎちゃいそうだから(笑)


差別化ではなく、独自化。 
ナンバーワンではなく、「オンリーワン」
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でも、絞り込んだら集客が減るでしょ って言われるんだけど、
じつは、これがまったくの逆。

実際、Wintrergreen のホームページは、
明らかに「山歩きに自信がありません」 って人たちに絞った
内容なのに、メチャ健脚な人たちからの問い合わせもかなり多い。

それは、楽しさと笑顔が伝わっているから。
みんなの笑顔をバシバシ載せてるから。
美しいロッキーの風景よりも、楽しさが目立つから。
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そして、山歩きに不安がある人を楽しませる難しさは、健脚な人たちほど知ってる。だから、僕のガイドとしてのセンスも伝わっているのだと思う。

だから、狭く絞ったって、ちゃんと人は集まってくれる。

楽しいところ、
笑顔の多いところに人は集まります。



Wintergreen は
世界シェアなんか追いかけませんよ。
 
追えないって・・・(笑)

2%の個性的でマニアックな田中ファンだけでいい。
いや、啓子ファンだよな、みんなのホンネは(笑)

ファン っていうか、サポーター っていうか、ファミリー っていうか、
もうね、そんな濃い関係が作れる人たちだけでいい。

だって、
僕の周りにはこれだけの人たちが居てくれるんだから。

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他にもたくさんいるんだけど、画像がなくてごめんなさい。


最近も
コアなファンになってくれそうな人たちからの問い合わせが続いてます(笑)
何度もメールを交わして、すでに親しい関係性が築かれてます。


長くて深い付き合いの出来る仲間を増やしていきたいですね。

2%とかの数字じゃーなくって、絶えない笑顔で溢れるような環境で。




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