カナダ トレッキング紀行

カナディアンロッキーで日本語ハイキングツアーを主宰する、個人ガイドの田中です。ツアーの様子や日々の遊びの記録。 http://www.ilovewintergreen.com/ お気軽にお問い合わせください

カナダハイキングを集客したいなら「お洗濯代行サービス」を探せ!

視点が変われば 結果が変わる

 

こんばんわ、
遥かカナダ(彼方)を "身近なカナダ" に
「がんばらないハイキング」と「カナダ旅行への不安撲滅」を広めたい、
Wintergreen の田中です。http://www.ilovewintergreen.com/


昨年の8月に、ある本と出会ったんです。

個人的には思考にビタ! っとハマッたというか、
劇的!ビフォーアフター
そのとき歴史が動いた!』 

    ぐらいの衝撃。

タイトルにもあるように、
カナダツアーを集客するために、カナダとは何の関係もないはずの、
「お洗濯代行サービス」を探さなきゃ に繋がるのです。 


キッカケは、
「モノ売り」と「コト売り」を調べていて辿りついた、
松野恵介さんのブログ記事。
松野恵介のブログ | 松野恵介 マーケティングコンサルタント GAEA


読み進めるうちに、著者本にも興味が出てきたのです。
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怪しいタイトルからは想像つかないけど、
とても分かりやすいビジネス本です。

根底にあるのは常に「相手視点」っていうこと。そこからブレてない。
それまで読んだ販促本とは決定的に違った点です。

そして、シンプルな内容なのに、かなり奥深い。

ブログにも書いたけど、「相手視点」 

視点が変われば、発信方法が変わる。
発信方法が変われば、相手の反応が変わる。
反応が変われば、結果が変わる。

「売りたい!」と意気込まなくても、結果として 売れるようになる。

っていう仕組みらしいです。 

そして、そのためには、自分の業界の狭い枠だけで考えるな ってこと。
僕自身で言うと、旅行業界の常識は捨てなさい ってこと。


読み終えた後も何度も繰り返し読んでるし、別の著書本も読み、
彼の師匠である藤村さんの本を含め、3冊は手放せない状況になってます。
読むたびにメモ書きが増えたり、アイディアがどんどん浮かぶという好循環も。
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まぁ、自分で消化&実行するにはまだまだ時間もかかるだろうけど、
視点を変えようと意識するようになったのは間違いないです。

その第一弾がリニューアルしたホームページ。
どんな反応が出るのかは今後のお楽しみ。 自分でもワクワクしてます。

その他、別の作業も進行中。 
今までの常識をバシバシ切り捨てられるので、とても楽しい作業です。




旅行会社だからこそ、配食サービスを探すべき

で、つい先日のこと、

長い付き合いをさせてもらってる兵庫県の旅行会社、
山旅人のスタッフから原稿書きの依頼があったんですよ。

「現地ガイドの声」 を載せたい っていうことで。



6月予定ツアーのプロモの一環で、
彼らが月イチで発行している、「山旅人かわら版」に掲載するのだとか。

皆さんも旅行会社のパンフレットとかで目にしたことありませんか?
「スタッフの声」 とか、 「企画者の声」とか。 あんな感じの。


ちなみに、今年のHISさんがWebに掲載している「現地ガイドの声」はこんな感じ。

ベストシーズン カナディアンロッキー絶景ハイキング7日間

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(HISさんと杉村へ 無断掲載ですね。ごめんなさい)


とてもよく出来た内容です。 
今の旅行業界の常識では模範的な文章です。

キーワード→ 雄大、壮大、絶景、お花畑、神秘的、ゆっくり などでしょうか。
集客を拡げようと、万人に向けてのメッセージです。

僕もあの本に出会う前だったら、こういう内容を必死に考えてたはず。
でも、今は「業界視点」にしか思えなくなってしまいました。

あ、言っときますが、悪い意味で引き合いに出してるのではありません。
田中はその常識から抜けだしたい という意味での引用です。


ちなみに、僕の提出した「現地ガイドの声」はこれ。 

山旅人のお客さんは9割以上がお孫さんがいるような年代の女性。しかも関西在住。
だから、「年金女子? 昭和後半女子?」が思う、カナダ旅行への弊害は何か? を
考えながら、彼女たちが実際に言ってた声を思い出してみました。

カナダ旅行のハードルを上げてしまう要因のひとつに、
「荷物が多くなりそう」っていう声を聞きます。

でも、
乾燥したカナダの気候は「手洗いと部屋干し」で着替えを軽減できるんです。

旅行用の折りたたみ洗面器と洗剤、
クリーニング屋さんのハンガー3~5本を持参すれば、6泊8日でも、
速乾性のシャツや下着が2枚ずつ、ハイキングパンツなら1枚で十分。
ソックスも3足あればOK

部屋干しは乾燥したお部屋に湿気をもたらし、快適な睡眠にも繋がります。
洗面器は足湯として、また、シャワーの出が悪い場面でも重宝します。

ハイキングシューズはスーツケースを占領してしまうけど、
「チルシューズ」などは、往復の機内やハイキング前後の車内、お部屋履きはもちろん、
滞在中の町歩きにも使えて一石四鳥。他の靴は不要です。
ザックだってスーツケースに収まって荷物が減るかも。


国内旅行程度の荷物で雄大なカナダ満喫の旅、思いきって検討してみませんか?
『遥かカナダ(彼方)を身近なカナダに』 その他の不安も是非ご相談ください。


山旅人も「いいね!」してくれました。掲載決定のようです。
他の旅行会社じゃボツにされるだろうけど(笑)


さらに、
「年金女子」たちの声を記憶から搾り出してみると、
彼女たちのこんな生活が見えてきたのです。

●定年後の旦那の世話が面倒になってる主婦。
●息抜きに女子トーク出来る気の合うお友だちと山に行きたい。
●でも、家事など何も出来ない旦那をひとりにして、海外なんぞには行けない。
●せめて、3泊程度の国内旅行が限界。


綾小路きみまろさんの漫談に出てくるような、主婦。

で、
この人たちを6泊8日のカナダハイキングに興味を持ってもらうにはどうすべきか?

僕が山旅人だったら、旅行会社としての概念を捨てる こと。

彼女たちの大きな弊害は、
家事の出来ない旦那をひとりにさせられない
 
ということ。

だったら、ひとりでも大丈夫な環境を作れば、一歩前進するかも。

具体案として、
配食サービスを探してあげる。 
なんなら、注文までしてあげる。

いくつかの会社しか見てませんが、
だいたい、1回からでも配達してくれるし、
料金も400~800円程度と高くない!


お洗濯代行サービスを探してあげる。
なんなら、注文してあげる。

ようは、旅行会社なんだけど、
「ゲスト視点」になることで、旅行業以外の必要性にも気付き、
参加者の「不」を埋めてあげる=安心感を与える っていう作業です。 

誰しもが不安や不満、不具合を持ってますから。
今までのように、旅行商品だけを売ろうとしては同じ状況しか続かないのは明らか。


昭和10年代生まれの男性が、いちばん苦手な家事が料理と洗濯。
僕の父親もそうです。 死んだ母ちゃんもよく嘆いてました。

このふたつが解消されるだけで、
「年金女子」には長期旅行がグッと身近になるのでは? 

って思うのは自分だけかな?
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