カナダ トレッキング紀行

カナディアンロッキーで日本語ハイキングツアーを主宰する、個人ガイドの田中です。ツアーの様子や日々の遊びの記録。 http://www.ilovewintergreen.com/ お気軽にお問い合わせください

5/03 再び大雪!

昨日の夜からたっぷり積もりましたぁ。 まだまだ冬は終わらないよー!

午前中の休憩を挟み、夕方からまた降り始めてます。
気温は午後になっても上がらず0℃以下。 数日前は20℃まで上がったのにね(笑)
予報でもあと3日くらいはマイナスのままなので、降雪が続く可能性もありそう。
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こりゃー、標高の高い場所はどれだけ積もることになるのか楽しみぃ!
まだまだスキーの楽しみが消えないなぁ(笑)

朝から地元の仲間たちのフェイスブックは大雪の話題ばかり。
「いい加減にしてもらいたい」とか、「うんざりー!」 などの否定的な言葉が踊ってます。

でも、ちょっと待ってよ。まだ5月になったばかりでしょ。
当たり前とまでは言わないけど、ロッキーではこんなことも想定内だよね。


特にこの冬は降雪・積雪が少なかったんだから、自然が帳尻合わせようとしてくるのは当然。
個人的な意見を述べれば、豊かな夏を迎えるためには、まだまだ足りないくらい。
4日後からは快晴の予報だし気温もぐんぐん上がるから、あっという間に解けちゃうはず。

過去ブログで遡ってみたら、5月は何度も雪になってるよ。
*2011年 5/27  *2009年 5/07  *2008年 5/09(ナント! 60cm積もったって)

いつも思うことだけど、大雪になった、積もった、寒波がきた、マイナス40℃だ って、 
その都度フェイスブックに大声で綴るのは勝手だけど、数日後には解けたことや、冬でもプラスになったことなど、その後のフォローはなんで書かないの?? 日本にいる人たちにしてみたら、寒い・大雪のイメージばかりが定着しちゃうのでは? 大袈裟なニュース映像と同じで無責任極まりないと思うのは、自分だけなんだろうか。

冬ならではの美しさとか神秘さとか、なんで地元の人間がキチンと伝えられないんだろう?


2006年の4/30に東京からツアーに参加してくれた高橋夫妻。
大雪のなか、一緒にグラッシーレイクを歩いてもらったけど、とっても喜んでくれました。
http://ilovewintergreen.blog22.fc2.com/blog-entry-222.html
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しんしんと雪のふりしきる森の静謐さ。あざやかな緑とやわらかい白の美しさ。
静寂の中、雪の降りてくる音に囲まれたグラッシーの美しさは、神秘的でした。
いくら言葉で書いても、言い表せませんです。本当にありがとうございました。


日本から大いなる憧れや夢を抱いて訪れてくれる場所に住んでいるのに、なんでこういう純粋な気持ちを忘れてしまうんだろう??

来たくても来れない人はいっぱい いるのに。 
もっと住んでいたかったのに、泣く泣く日本に帰った仲間をたくさん見てきたはずなのに。
今日、アンタがうんざりしたこの景色は、どこかの誰かが見たかった風景かもしれないんだよ。

感謝出来る心って大切です。