カナダ トレッキング紀行

カナディアンロッキーで日本語ハイキングツアーを主宰する、個人ガイドの田中です。ツアーの様子や日々の遊びの記録。 http://www.ilovewintergreen.com/ お気軽にお問い合わせください

相手を変えるのではなくて、自分を変えてみる ってこと


今、読んでる本からの一部抜粋です。

ある中小企業の経営者が書いたマーティング本ゆえ、舞台は会社ですが、日常の人間関係すべてに当てはまります。

家族、仲間、恋人同士、病院、学校、店頭 などなど。
自分が思い浮かべる相手に置き換えて読んでみることもできます。

「社員やスタッフにイラっときたとき」「腹が立つとき」「〇〇すべきだ!」と思ったとき。それは、自分を理解し成長するチャンスです。

「どうして〇〇なんだ!」と湧き上がる怒りの感情をそのまま相手にぶつけるのは、よくありません。それは、自分のルールで相手を裁く、断罪する行為だからです。

心の境界線を相手を尊重せず、"自分が正しいと思い込んだルール" で相手を批判する。これを続けていくと、人間関係は確実に崩壊します。経営者と従業員の関係で言うと、「やってられないや」と嫌気がさし、優秀な人からやめていくでしょう。 "正しい" は人を傷つけるのです。

対立したら論破してしまといい結果に結びつきません。自分のルールで "べき論" を振りかざして相手を裁く行為は、自分の心は守れても、相手を傷つけてしまいます。

自分の心の中から「自分が正しい!」という声が聞こえてきたら、それがいいヒントになります。そのルールを手放すことによって、相手を受け入れることができるようになるからです。

私もかつてそうでしたが、完璧主義的な傾向のある方は特に気をつけてください。



これを読んで、僕はある人のことを思い出しました。〇〇を叱ってばかりいるって言ってた、ある親しい人のことを。 そして、それと同時に僕自身もこの文章に当てはまり、大いに反省させられてます。いや、50歳にもなって今さらすぎて恥ずかしいんだけど・・・・

「自分のルール」ではなくて「社会のルール」で言ってるんだという反論もあると思います。

実際、著者の従業員の中でも遅刻が多かったり、挨拶が出来ないといった、なんとも非常識に思われる実例社員も登場します。

でも、この後に続く著者の言葉は、もっとお互いが歩み寄るべきでは? 相手の言葉に耳を傾けてはどう? と投げかけてくれてます。 相手を自分好みに変えようとするのではなく、相手を尊重して自分を変えてみる意識を持つこと。

そうじゃないと、今後も相手を傷つけてしまうことになるからと。


僕も気付かないうちにたくさんの人たちを傷つけてきただろうし、今後も同じことを繰り返す危険性が大。

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これ以上相手を傷つけないようにしなきゃ。
不安にさせないようにしないと。

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ブログでもいつも言ってるように、「相手視点」 「関係性」
目の前の相手を理解すれば、その人が望む言葉をかけてあげられるし、その人の喜ぶ行動が出来るはず。

会話だけでなく、メールのやりとりでも同じこと。
特に僕なんかはメールの内容で安心してもらうことが必要なんだから。


相手も僕も笑顔になるための大切な気付きです。
気付くのが遅いか?? いや、まだまだ間に合うでしょ。


同じことを繰り返しているなら、自分を変えければ。
意識改革しなければ。 自分への呼びかけです。
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