カナダ トレッキング紀行

カナディアンロッキーで日本語ハイキングツアーを主宰する、個人ガイドの田中です。ツアーの様子や日々の遊びの記録。 http://www.ilovewintergreen.com/ お気軽にお問い合わせください

旅行説明会なんかじゃなく、「田中のトークショー」

業界の常識は捨てちゃいましょー!

ずーっと前から書いてみたかったテーマです。
たぶん、これからもこのテーマとのお付き合いは続くはず。

皆さんのお仕事、
  その業界での常識ってなんですか?


それを排除して、真逆のことを始めちゃったらどうなりますか?
いい加減、捨てなきゃいけない業界の常識って、きっとたくさんあるはず。

僕は最近、そんなことばかりを考えてます。
いや、間違いなく、15年以上も前から考えたみたい。
「常識からの逸脱・撤退」 「逆転の発想」 「視点を変える」 
「逆流」 「レールを外れる」  

そんな言葉たちに僕は大いに刺激されやすい(笑)

尾崎にも刺激されてたし(笑)
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日常の思考回路を外すことで、
気付くもの、見えるもの、ひらめくこと、きっとあるはず。
それを上手に育てていけば、笑顔と感動に繋がることだって必ずある。

いや、すでに僕の中で育ったもの、確立されたものはいくつもあります。

「1日1組限定のハイキングツアー」とか、
「ハイキングでの蒸し野菜ランチ」とか、
「息切れしない歩行ペース」とか、

でも、その話はいずれまた。


おはようございます、
遥かカナダ(彼方)を "身近なカナダ" に

「逆転の発想」が大好きな、
Wintergreen の田中です。 http://www.ilovewintergreen.com/



元気じゃないのに  " I am Fine, Thank you! " って・・・

以下は、僕がもっと純粋だった頃?の「逆流」  
いや、単なる「ひねくれ」とも言うかな?(笑)

その①
東京に住んでいた19~23歳のころ、
朝の通勤ラッシュの新宿駅構内を、
流れに逆らって歩いてみたことがあります(笑)

理由は、吉田拓郎の「誕生日」って曲の歌詞に共感しちゃったから。
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その②
中学1年の英語の授業。担当は黒須先生。 
いや、これ、黒須さんじゃーないし(汗) ググって勝手に見つけた画像。
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黒須さん:「グッドモーニング、えぶりばでぃ  はーわゆー?」
僕ら:  「グッドモーニング、ミスター黒須
        アイムファインサンキュー、はーわゆー?」
黒須さん:「アイムファインサンキュー つー!」

田中: 
「先生! オレ、今日元気じゃないんですけど、

    どう答えたらいいんですか??」

これ、真剣に聞いたんだけど、黒須先生は答えてくれなかった。
むしろ呆れ顔(笑)

この頃からマニュアルやレールを敷かれるのに抵抗があったのかもね。


  あ、加藤まさる君 だ。
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山田麗子だ! 顔はやめな、ボディー、ぼでぃー!
ちなみに、そのときイジメられた彼の役名が、「田中康一」 ってホント(笑)
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前置き長ーーーーーい!(笑) 
いつものことだし、自分のブログなんだから気遣いなしで書きなぐるよー。



"説明会" っていう呼び方はやめて、「トークショー」で

山旅人スタッフ、津森さんとの月イチ スカイプ。
昨日の話で盛り上がったのは、そんなこと。 
いや、「黒須先生」のことじゃないよ(汗)

旅行業界の常識を捨てねば」 っていう内容ね。

で、早速、津森さんが考えてくれたのが、
タイトルにもある「トークショー

だって、説明会の目的のメインは、
田中さんのキャラを伝えることですから」 って(笑)

さすが! 非常識な旅行会社の山旅人。
その理由もイケてるし、津森さんのセンスがいい!

でも、これが冒頭に書いた、
「常識からの逸脱・撤退」 
「逆転の発想」 
「視点を変える」  
ってことです。

毎月のスカイプで、熱く喋っているのは、ほとんど僕のほう。
津森さんはフンフン聞いてくれてるだけだったんだけど、
ちゃんと僕の考えと目指す方向を理解してくれていた。

有難うございます!
こんな旅行会社がもっと増えてくれると、
お客さんももっと旅行を楽しめるはずなのにね。



「トークショー」の内容は "母に捧げるバラード"

そして、「トークショー」に集まってもらうために、
年齢層を絞ってみては? っていうのが田中の提案。

このイベントへの参加は、誰でも良い ってわけではない。
既存の旅行説明会みたいに、不特定多数に呼びかけてもダメ

ひとりでも多く集めたい! では発信方法と内容が
既存の常識内でしか考えられなくなってしまうから。 

だから、今回は「年金女子」の皆さんに絞ってみた。
失礼な言い方でごめんなさい。

言い換えれば、田中や啓子の両親と同じ世代かそこに近づいた世代。
昭和10~20年代生まれの人たち。
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その世代に向かって、
田中は両親の話を交えながら、カナダ生活で試行錯誤してきた経緯を語る。
特に女性が多いから母親の話が多くなるはず。

母ちゃんから言われた叱咤激励、
言葉にしなかった息子への想い、

照れて言えなかった母ちゃんへの感謝などを語る。

募集チラシもこんなイメージ。

カナダの田中ガイドが語る、"母に捧げるバラード"
カナダに送り出してくれた、
    あなたの勇気と愛にありがとう

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当日持参していただくもの:ハンカチ

母:昭和16年生まれ 息子:昭和40年生まれ
 

話す内容も、事前にチラシに書いちゃう。
① 母のこと
② 母が童心に返ったカナダ滞在  
③ がん宣告されても7年生きてくれた理由

④ 亡くなった今だから気付いた、僕の誕生日は「母に感謝する日」


そんな内容で、僕の両親と似たような世代に共通点を見出してもらう。

人は共通点があるだけで、すごく安心できたり身近に感じてくれるもの。
ツアーは人間同士のお付き合いだから、信頼関係や共有が不可欠です。

普通はツアーで初めて会って、そこからの数日間で信頼関係を作っていく。

でも、今後は「トークショー」やその前に配布する媒体で共有体験してもらう。
そして、ご縁があってカナダに来てもらえたときには、すでに信頼関係あり。
現地でより深い絆になる。  っていうのが理想です。
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現地ガイドだったら絶対に経験あると思うんですよ。

お客さんが息子さんや娘さんと僕らを重ね合わせて話かけてくること。

ロッキーの話よりも真剣に聞いてくれるし、ストレートな質問も多い。
それって、共通点があるからだし、親の目線で気になることが多いから。

だったら、カナダに来る前から濃い関係を築いておけば良い。



笑顔の溢れるところに人は集まる

そして、これがイチバン大切なことなんだけど、

僕は山旅人のお客さんに
カナダに来てもらいたいわけではないんですよね

スイスでもネパールでも、ニュージーランドでも、どこでも良い。
とにかく、海外ハイキングの素晴らしさを知ってもらいたい。
現地で浴びる生の空気感には、
言葉や画像では伝えられない魅力が溢れているから。

どこかの国で楽しい思いをしたから、
今度はカナダも選択肢に入れてみようかな。
それでいいのです。

カナダに来てくれ! 海外だったらやっぱりカナダでしょ
カナダ、カナダ
   カナダ をどうぞよろしくお願いします!

そんな選挙みたいな連呼なんかじゃ伝わらない。
狭い想いは思考や視野までも狭くしてしまうから。ダメダメです。

津森さん、「トークショー」募集チラシの作成。
どうぞよろしくお願いします。

寝てる場合じゃないッスよ(笑)
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まずは、お客さんがハッピーになる、
そしたら、スイスのガイドの菜っちゃんがハッピーになる、
ネパールのポーターさんたちもハッピーになる、
ニュージーランドに連れて行く高千穂さんもハッピーになる、

最終的に、いろんな国へ参加してくれたら、
山旅人という会社がハッピーになる。
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みんながハッピー、みんなが笑顔。
これって最高ですよね。

笑顔の多いところ、
楽しいところに人は集まります。


だったら、絶対カナダにも来てくれますよ。
だって、僕と啓子はいつも笑顔でハッピーだから。
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5年後、10年後には、今の常識がどれだけ消滅しているのかな?
とっても楽しみです!






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