12/30~1/02 お帰り!阿加那
こんにちわ、ブログの管理者、Wintergreen の田中です。
http://www.ilovewintergreen.com/
あの阿加那が帰ってきた! ナント、2014年度はこれが3度目。
トータルでも、わずか1年4ヶ月で合計4度目となるカナディアンロッキー。
ビジネストリップでもないのに(笑)
夏のロッキー貯金を冬にまわします!
今回は彼女がずっと憧れていた「冬のカナディアンロッキー」
どんな4日間になったのかというと、
夏のロッキー再訪をやめて、その費用を貯めます!!
新たな欲? 野望?が宿ってしまったみたい(笑)
いや、もともとの潜在感性が、冬ロッキーに刺激されて体内から飛び出してきたか??(笑)
「寒さが苦手!」って言う人、このブログ記事を読んだら、冬の概念が変わるかも。
「冬ロッキー」に少しでも興味のある人、彼女の様子が背中を押してくれるかも。
次にこの冬景色を見上げているのは、あなたかもしれません(笑)
高梨夫妻、落合美紀子さん、読んでくれてますか??(笑)
「的を得た」名言集
阿加那の帰省を歓迎するかのように、現地はこの冬3度目の寒波襲来(笑)
12/29(到着日) 最高気温 マイナス14.6℃ 最低気温 マイナス24.9℃
12/30の体感温度はマイナス32℃まで下がったけど、彼女の感想は、
これ、上手い表現かも。
都市圏のビル街などで感じる、"底冷え" や "締め付けられるような寒さ" とは別ものだから。
そして、気温が上がった翌日以降、
12/31 最高 -9.7℃ 最低 -16.8℃
1/01 最高 -2.7℃ 最低 -11.1℃
1/02 最高 -5.8℃ 最低 -16.2℃
「ちっとも寒くない!」と清々しい笑顔の阿加那(笑)
理解し難いでしょうが、それだけ寒さの質が日本とは違うっていうこと。
もちろん、防寒対策としての装備は不可欠なんだけど。
さらには、この言葉にも説得力があります。
ボタボタ落ちてくる雪ではなく、乾いた結晶が舞ってくる感じ。
そして、極めつけはこれ。
カナダの家やホテルのお部屋が、日本よりもずーっと暖かいってことが分かる名言でしょ?
暖房の利き具合や人によって感覚は異なるのでしょうが。
現地に住む僕らには当たり前で、すでに忘れてしまった感覚だから、彼女の感想すべてが勉強になります。「冬ロッキー」に興味がある人にはこんなふうに伝えれば良いのかも。
『東京は5度、寒いんですけど。。(笑)』
この感覚ですね~(笑) 是非、他の人にも体験してもらいたい。
超早期手配、骨折、諦めを経ての再訪
今回の日程を決めて航空券を手配したのは、ナント、6月上旬!
夏の予定すら決められない人だってたくさんの時期に、阿加那はすでに冬の計画(笑)
ちなみに、燃油込みで14万円くらい(成田発着)
冬に計画してみたい人、早い時期に決められたら、年末年始でもかなりお得です。
彼女のスゴイところは、とことん調べて節約する方法を見つける努力を怠らないところ。
いつもながら感心します。
が、しかし! 11/10に届いたメールがこれ。
アホじゃ!(笑)
そして、ギブスが取れたのが1ヵ月後。出発まで4週間という間際でした。
足首が曲げられない、固定による筋力と体力の低下、腫れや痛みが再発することへの懸念、不安が膨らみすぎた阿加那からキャンセルの相談も受けましたが、ドライブだけでも良いのでは? ってことで、背中を押してみました。だって、あんなに憧れていた冬のロッキーなんだから。
12/30 5人で賑やかに!
どれだけ歩けるのか未知数なので、試し歩きをしに「ジョンソンレイク」へ。
平坦な湖面あり、斜面ありなので、様子を見るには最適な場所です。
今日は火曜日なので啓子も同行。阿加那との再会を心待ちにしていたひとりです。
そして、阿加那が滞在しているB&Bのオーナー、ヤスと陽子も一緒に。
10月にロッキーを訪れた際、このB&Bに初めて泊まった阿加那、
極上のおもてなしとふたりの人柄に惚れ込んでのリピートです。皆さんにも是非お勧め!
まつ毛も凍るほど冷えた今日。アドレナリンいっぱいの阿加那にはそれすらも嬉しい感覚。
ニコニコ&にやにや。気持ち悪いほど笑ってる(笑)
それでも凍傷の危険性があるので、
なるべく日当たりの良い場所を選んだり、ランチはB&Bに戻って暖をしっかり取ったりと、
リスク対策は不可欠です。
12/31 冬だからこそカナナスキス
昨日が冷えすぎたので、今日はロッキーの中でも比較的暖かいカナナスキスへ。
踏み固められたスノーシューのコースを利用しての「軽ハイク」
滑り止めの簡易スパイクを着けて、万が一のケガに備えます。
針葉樹が大好き! 「針葉樹フェチ」の阿加那は、雪の乗った樹々に大興奮!
「フロストフラワー」
氷上のわずかな突起に、周りの水分が付着して夜から朝にかけて育つ「霜のお花たち」
太陽光が当たると消えてしまうので、晴天で放射冷却が続いたときだけの、価値ある神秘!
ランチは太陽子を浴びながら。陽射しがキツイからポカポカ。手袋なしでも平気です。
足首に負担がかからない程度に、少しだけスノーシューも試してもらいました。
だって、極上の新雪だったから。 やらなきゃ、もったいないでしょ。
お前、それ、絵じゃなくて "字" だろが??
Mt.アシニボインとも初めてのご対面。うれしい出会いだったね。
1/01 再びカナナスキス
今日もカナナスキスへ。 是非とも連れて行きたかった「チェスターレイク」へ。
往復9kmのアップダウンも、今の阿加那なら大丈夫!との判断。急斜面もクリア。
2015年、記念すべきカナダ国旗へのサイン第一号!
放射冷却の影響でお馴染みの、Surface Hoar(表面霜)
今日のランチも手袋なしで快適! やっぱりカナナスキスは暖かくて助かるね。
彼女の足首の様子を伺いながらも、結局 2日間で14km も歩いちゃった(笑)
どんなリハビリよりも、ロッキーを歩くことがなによりの治療みたい。
さすがは「重度のロッキー病 」だなぁ(笑)
今日の装備一覧
肌に近いほうから、
①ドライレイヤー(Finetrack製品)
②ミッドレイヤー(ストレッチ性・速乾性に長けたPOLARTEC素材)
③ミッドレイヤー(Finetrack製品)
④450gの軽量ハードシェル(モンベル製品)
⑤足のカイロ(貼るタイプ)
⑥ニット帽 2枚重ね→ 途中から1枚に
⑦ダウンジャケット→ ザックに収納したまま1度も使わず
⑧グローブ 冬山用の厚手タイプ→ 途中からインナーグローブのみ
レイヤリングは、「暑くない・寒くない」の快適状態を保つための重ね着。
気温を含む今日のコンディションは、阿加那にとって「暑い!」になったようで、
「田中さん、私、脱いでもいいですか?」 のキワドイ発言??(笑)
何度も立ち止まっては着る順番を入れ替え。上手に対応してましたよ。
最後は、これ以上脱げない!って言いながら、お腹回りをめくってバタバタ扇ぎ始めた(笑)
ブログ掲載は "恥ずかしい" と言いながらも、
「どーせ田中さんのブログだから勝手に載せられちゃうんでしょ」 と納得??(笑)
1/02 ジョンストンキャニオン&レイクルイーズ
最終日も冬のお勧めコース、
「ジョンストンキャニオン」の軽ハイク(5.4km)とレイクルイーズの下車観光。
"大型動物" 大好き!の阿加那、行きの道中に♂のエルクが迎えてくれて大興奮!
ジョンストンキャニオンでは、「これが見たかったんですぅ~!」とアイスクライミングの
風景にうっとり。
ゆっくりランチも含めて3.5時間。神秘的な渓谷歩きを初体験。
針葉樹林に囲まれた雪景色の道路も、たまらない魅力らしい。
車中からも感嘆詞がいっぱいの阿加那、ワクワクする時間がいっぱいだね。
そして、旅の〆は『レイクルイーズ』 晴れてないのに阿加那は大興奮!!
次回はレイクルイーズに泊まって好きなだけこの空間に身を置きたいです。
部屋から眺めたり、好きなときに湖面へ出掛けたり。いちばん端まで何度でも歩きたい。
晴れてないとか寒いとか、彼女にはまるで関係なし。いや、そんなことは何も感じてない。
ロッキーのすべてが大好き! だからすべてが心地よい。ステキすぎる。それが彼女の本音。
「夏のロッキー再訪を止めにして、その分の費用を冬の長期滞在に充てたい」とまで言った
阿加那。田中にとっては予想外も、阿加那には次回へ繋がる好スタートでしょ。
いやはや、スゴイ結末だなぁ(笑)
そして、こんなにもロッキーが好きだという純粋な気持ち。いつまでも大切にしなよ。
最後は、いつまでもいつまでも名残惜しそうに、レイクルイーズを振り返る阿加那。
大丈夫、また迎えてくれるよ。
憧れの冬ロッキーをどっぷり受け止めた阿加那。直前の骨折という事態で不安だったろうけど、
やっぱり来て大正解だったね。ホント、良かったな、阿加那。
しばらくはニヤニヤしながら過ごすんだろうけど、集中力を欠いてケガしないように(笑)
君に刺激されて、冬のロッキーを訪れる人が増えるといいな。
どうでしたか? 高梨由美さん、そして、落合美紀子さん。
皆さんのお越しもお待ちしています。
気になるであろう、お手洗いのこと
冬、行ってみたいけどお手洗いは皆さんどうしてるの??
特に女性には気になるポイント。
今回の阿加那はアドレナリン全開??((笑))でトイレのこともすっかり忘れていたかも
なんだけど、寒いときには当然、トイレも近くなる。
リズムが変わる海外では、便秘になっちゃう人だっているはず。
パーキングにトイレはあっても、コース途中にはナシっていうのは夏のハイキングと同じ。
たっぷり着込んだ場合には、用を足すにもひと苦労??(笑) いや、これホント。
でも、トイレのことばかりを気にしていると、注意力が散漫になってケガに繋がることもあり。
対策としては、「冷え」を避ける工夫を。
②歩くときは、お水ではなくお湯を飲む。
「サーモス」など保温力の高いものは重宝する。
③「ダウンパンツ」を履くと下半身が冷えない。
④ランチのときは雪面に座るので、お尻を冷やさないような保温マットは必須。
それでも、冬のマイナスイメージ、
少しずつでもなくなってくれる工夫を考えていかなきゃね。
今回は阿加那からたくさんのことを気付かせてもらいました。ありがとう。
フリーズドライのお土産もいっぱいありがとう。キャンプの楽しみにさせてもらうよ。
「服部さんお勧め」のカレーに期待大(笑)