Mt.ロブソン バックパッキング ④
*9/11(3日目) マムベイスン(Mumm Basin)
周遊+寄り道で8時間 約13km 反時計周りがいいかも!
今日もスゴかったぁ・・・・ いや、正直、今日がいちばん印象的だったかも。
昨日の23kmが9時間だったことを考えると、いかに今日はゆっくり歩いたかっていうこと。
それだけ、写真を撮ったり大休止で時間を費やすほど良い場所が多かった証拠だね。
歩いたのは赤いループ。黄色い●のキャンプ場から反時計回りで登って横切って下って、
最後は緑●の3つのキャンプ場を通過しながら、バーグレイクの湖畔に沿って戻るコース。
おまけで、ちょこっとだけ Adolphus Lake にも寄ってみました。
ちなみに、オレンジは昨日歩いた「スノーバードパス」へのルート。
わずか1.5時間で非日常のベストポイント!
07:30AM起床 今日もこんな朝焼けからスタート。贅沢すぎる・・・
09:05AM キャンプ場の裏からハイキングはスタート。
いきなりのキツイ登りも、わずか20分で陽が射してくれました。有難い!
スタートから1時間、こんな粋なビューポイント? もあり。
10:30AM 樹林帯を抜け、視界が完全に広がった! キツイ登りもここまで。
Rock cairn(石塚?)のビューポイント。あまりにも絶景なので30分ほどまったり大休止。
昨日歩いたコースも含め、ロブソンの全体像を見渡せる絶好の場所です。
今回の5.5日間、全行程を含めても、ここが田中のベストポイント。非日常の世界!
爽快な展望歩きで「スゴイ、スゴイ!」
ここからは緩やかに進んでいきます。 終始展望良しで気分も爽快!
歓喜とため息を繰り返し、各ポイント毎に気の済むまで写真を撮りながら。
急ぐことも慌てることもなく、つくづく贅沢なハイキングだなぁって実感。
独特の存在感を放つ 「Adolphus Lake 」 こういう湖こそ、とっても気になる(笑)
約45分、とにかく眺めはバツグン! スゴイ、スゴイ と何度叫んでも足りない(笑)
そして、絶景フィナーレ
やがて、ケルンの積まれた箇所を何度か抜けると、
11:55AM この景色 たまりません!! 今日の絶景フィナーレです。
条件に恵まれたら「マムベイスン」のコースは超お勧めですわ。
20分後、2日前に行った洞窟との分岐。 なるほど~、こういう位置関係だったか。
鮭缶と長いも丼のランチ
ここからどんどん高度を下げ、景観を望めない樹林帯へと入りながら、さらに下ります。
これ、逆周りだったらかなり斜度がキツイだろうなぁ。
12:45 良さそうなランチポイント見ーっけ!
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今日のメニューは鮭缶+長いもの丼。
こっちで買える高級?サーモン缶と、お湯で戻すだけのフリーズドライ「長いも」
ニッポンの製品は本当にスゴイ。 ビバ! フリーズドライ。
粉末のお味噌汁も含めて、ゴミはわずか。小さくまとまるのがいいね。
予想もしてなかったビューポイントのおまけ
ランチ後は、細かいアップダウンの森歩きが20分くらい。
さっきまで絶景を眺めてた斜面が見えた!(黄色い矢印) ずいぶんと下ってきたねー。
赤い矢印は、到着日に行った洞窟。
ちらっとロブソンとバーグレイクが見ながら、
13:40、視界が広がった! あのモレーンを登ったら、Hargreaves 氷河のビューポイント。
予想もしてなかったけど、かなり良いおまけの場所でした。
13:55 ビューポイントからはこんな景色!
振り返ると、またもやロブソンとバーグレイク&氷河。
その後、メイントレイルに戻ってバーグレイクの湖畔まで急斜面を下ります(約40分)
やっぱ逆周りにしちゃうとキツイと思うわ。
14:50 バーグレイクの湖畔へと続くトレイルに合流。
そのまま、バーグレイクのキャンプ場前で寄り道しながら、
15:50 自分たちのキャンプ場に戻ってきました。 合計6時間45分
隠れた癒しポイントを発見!
さすがに宴には早いかぁ ってことなので、「Adolphus Lake 」までちょこっとお散歩。
湖は上から眺めた印象が強すぎてイマイチだったけど、
途中で気持ちの良い遊び場所を発見。 これぞ、隠れた癒しのポイント!
キャンプ場に戻っても興奮冷めやまず。 暑すぎるので勢い余って・・・・ 失礼!(笑)
新メニューの優秀パスタ
で、落ち着いたところで乾杯! 最後の夜もドイツ産。
夕食は新メニュー!
ゆで汁を一切出さずに燃料まで節約できる、キャンプ用の優秀パスタ。
【作り方】
①細いパスタ麺を水に漬けておく。 時間は適当。我が家の場合は飲んでる間(笑)
②火にかけて、スキムミルクパウダーとコンソメの素を投入
③水を切って持参しておいたマッシュルーム缶も投入
④さらに、ベーコンビッツ
⑤すぐに水気がなくなるので、茹で具合とお湯の量などを調整しながら塩・コショー。
たったの5分で出来上がり!
食べ終わった器も、我が家はいつも洗うことなく、翌日の朝に雑炊で使用。
気になるなら、ゴミが増えない程度に軽く拭けばいいだけ。持ち帰るゴミを減らす工夫を。
ちなみに、我が家の定番朝食、「雑炊」 毎度同じメニューだけど、やっぱり美味しい。
寒い朝でも身体はポッカポカになるし、腹持ちも良し。日本人で良かったぁ。
乾燥ネギやシイタケと海苔。フリーズドライの卵スープはすでに味が付いてるし、中身だけ
ラップしておけばゴミも減らせる。前の晩に洗わなかった鍋も器もそのまま使用可能。
「Robson Pass(ロブソンパス)キャンプ場」のこと
ちなみに、今回泊まった「ロブソンパスキャンプ場」の自炊場はこんな感じ。
日本から来る人たちのために→ 基本、テントの周りで調理は出来ません。
匂いがテントに染みこんで、クマなどの野生動物を誘因することになってしまうから。
汚水も決められた場所にのみ捨てる。だから、我が家は汚水を出さないメニューで。
ロブソン周辺の7つのキャンプ場は、洗いものなども備え付けのバケツなどを使用。
水場はキャンプ場のすぐ奥に。この時期は水量が極端に減るので注意。
ロッキーのバックパッキングでは、必ず浄水または煮沸してから使用のこと。
その他のキャンプ場だと、ご覧のとおり氷河の影響でかなり白濁した水に。
浄水ポンプなどは目詰まりしちゃうって聞くし、キャンプ場や水場の選択も大事なポイント。
オフシーズン?で利用は不可だったけど、「コンポストトイレ(バイオトイレ)」が!
オガクズと排泄物を混ぜることで堆肥分解させて肥料にしちゃうエコなお手洗いです。
「ロブソンパスキャンプ場」だけはツアーやスクールグループの利用も認められているから
サイト数も多いけど、悪天候にも対応できるような樹林に囲まれたサイトは7つのみ。
今回は3泊とも自分たち以外に他に誰も泊まらなかったし、予報が崩れることもなく
展望を優先したサイト選びが出来ました。天候が変わりやすい場所なのに、つくづくラッキー。
いろんなことに感謝ですねぇ。
明日はいよいよ下山。最後の夜も寒くなるまでずーっとテントの外から眺めてましたよ。
「今回はすべてがヨカッタずくし!」
啓子が笑顔で言ってくれたのがイチバン良嬉しかったなぁ。
翌日へ続く→
http://ilovewintergreen.hatenablog.com/entry/2013/09/12/223000