カナダ トレッキング紀行

カナディアンロッキーで日本語ハイキングツアーを主宰する、個人ガイドの田中です。ツアーの様子や日々の遊びの記録。 http://www.ilovewintergreen.com/ お気軽にお問い合わせください

Mt.ロブソン バックパッキング ②

*** 9/09 からの続き ***

 

期待と興奮の10分間、そして、「王者ここに君臨!」

ヘリはわずか10分のフライト。でも、ヘリコプターからの景色と青すぎる空のせいなのか?
期待と興奮が膨らみすぎて、破裂しそうな自分が分かります。10分が限界?(笑)
足元や視界の先にキニーレイクやエンペラーフォールズなども見えましたよ。
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ホワイトホーンMt. をこんな上から見れるなんて・・・・
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17年くらい前だったかなぁ? 当時はまだまだ少なかったハイキングツアー。
ハイキングもガイドとしても未熟すぎた自分が何も分からず、所属会社から言われるままに、
何度もこの周辺を案内したことを思い出しました。会社の仕組みも無茶苦茶だ(笑)

やがてヘリは方角を変え、キター! 初めて目にするバーグレイク。 でっかい!
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真横の氷河もド迫力・・・・
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そして、あっという間に到着。 心臓はまだバクバクしてる。
なんとも濃すぎる10分だった・・・・
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ヘリが飛び去った後の、静寂。そして、横を向くと立ちはだかるロブソンの雄姿。
「王者ここに君臨!」 っていう言葉が浮かんだ。
こんな景色があることに感動。不思議なほど素直に泣けてくる。スゴイ、スゴイ!
そして、このスゴイ場所に居る自分たちにも感動。ありがとう、ありがとう!
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 大正解の「ロブソンパスキャンプ場」

今日から3泊のお宿はここ。ヘリの到着場所から5分の「ロブソンパスキャンプ場」
大人気の「バーグレイクキャンプ場」までは2km(30分)も離れて荷物が負担だったし、
自炊場などが混み合いそうなのもイヤだったので、迷わずここって決めてました。
結果的には、それが大正解! 3泊とも貸し切り状態で気兼ねせず利用できました。
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キャンプ場の入り口はいい感じで清流の流れ!
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このキャンプ場は合計15サイト。
本来は天候不順に備えて樹々に囲まれた中にテントを張るのが常識なんだけど、今回はあえて展望を優先してみました。だって、これだもの、これ! 3日間のお天気も安定しそうだし、やっぱ、この景色を見ながらアルコールを浴びたいでしょ。
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 何度も写真で見た絶景の前でランチ!

あれこれ場所に悩みながらも、設営が終わって12:35(アルバータ時間) 
この後の半日をどう動くかは決めてなかったけど、とりあえず、有名な「バーグレイク」へ。
で、ランチもそこで摂ろう ってことに。
たった2kmなのに、スゴイ景色ばかりで進まないねー(笑) キリがないほど撮ってる。
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そして、来たよー! 「バーグレイクキャンプ場」
なんども写真で見てきた、バーグレイクと氷河。 お天気良すぎぃ~!
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「バーグレイクキャンプ場のシェルター」
お天気が悪くても無難に対応できるのが人気の理由。でも、中はかなり暗い感じも。
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建物の前にあった平たい岩を利用して絶景ランチ。メニューは「ラップ」
厚みがないので嵩にならず、バックパッキング向き。生野菜からの水分が有難い。
ゲストの皆さんから頂いたマヨネーズも活躍してます。
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半日ハイキングとは思えないほどの達成感

ランチが終わって14:00
バーグレイクのキャンプ場から急登するトレイルを登ってみることに。

Toboggan Falls 1.0km 」 とか、「Toboggan Creek Cave 2.0km」って後からガイドブックで知ったけど、かなりの急勾配と強烈な陽射しを浴びっぱなしだったので、もっともっと距離があるような感じでした。

登りだしてから40分、あまりにも急勾配なので大休止。 
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2日後に歩くことになる、Mumm Basin - Hargreaves Glacier との分岐をさらに急登。
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Toboggan Falls 」ってのはこの流れのことだったのかな? 
7~8月だと、もっともっと水量が多いはず。
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お陰で自由に水浴びも出来たけど(笑)
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気温が高すぎるから気持ちイイ~っ!
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スタートしてから1.5時間。ようやく急登が終わりひと息。一気に視界も開けた!
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でも、終点にしたのはさらに15分ほど登った洞窟。
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事前に調べていたときに気になってた場所のひとつ。想像以上に奥行きが深くてビックリ。
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洞窟の周りはバツグンの展望台!
ここまでの急勾配は確かに楽ではないけど、半日だけとは思えないほどの達成感です。
強烈な陽射しでバテバテも、太陽からの熱烈歓迎だと思えばそれもまた有難い!
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下りも同じルートだけど、陽光を受けたMt.ロブソン、バーグレイク、バーグ氷河を何度も何度も
目に焼き付けながら。実際、この時期の朝は、10:00AMくらいまで湖面や氷河に光が当たらないことも翌日以降に判明。午後の恩恵をこの日にいっぱいもらえたみたい。ラッキー!
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17:30 「ロブソンパスキャンプ場」に戻ってきました。
テント設営からランチも含め5時間、大満足!

 

アルコールと最高峰にしみじみ酔いしれる

さ~て、ここからが宴の始まり! 呑みまくるよ~。
まずは、出発のときに川で冷やしておいたビールで乾杯! 今日はドイツ産。
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夕食はフリーズドライの「卵丼」 まりりんたちが置いていってくれた食材です。
これ、調理することもなく出来上がる、まさにキャンプ用の賢いメニュー。
今朝のうちに作っておいたご飯に、フリーズドライをお湯で戻してかけただけ。
お湯を沸かすだけで済むし、運んでくるのも軽い。ゴミが出ないのもポイント。
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食事が終わったら、2次会! 心ゆくまで最高峰を堪能しましょ。
テント前の川原?に移動して、今日の1日を振り返りながら語るふたりの時間。
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水量が減ってロブソンが写り込むのも9月ならではだね。 夏はどれだけ流れてるんだろう?
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19:10  西の脇に陽が沈んでいきました。 やっぱ早いね。 
日陰になる前にダウンジャケットや帽子で冷え対策をしくのがコツ。
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まだまだ明るいロブソン山頂を眺めながら、月が出る21:00近くまで酔いしれてました。
明日はどんな感動が迎えてくれるのかな?

翌日へ続く→
  http://ilovewintergreen.hatenablog.com/entry/2013/09/10/213000