カナダ トレッキング紀行

カナディアンロッキーで日本語ハイキングツアーを主宰する、個人ガイドの田中です。ツアーの様子や日々の遊びの記録。 http://www.ilovewintergreen.com/ お気軽にお問い合わせください

冬ロッキーで遊ぶための装備は

 

ひとつ前のこの記事の続き。 装備や気候について綴ってみますね。


カナディアンロッキーでの初心者向けトレッキング、ハイキング、冬遊びの各種ツアーを主宰している、現地在住・50歳の田中です。 http://www.ilovewintergreen.com/



今日みたいな気候だったら、こんな装備をこう使う
  しっかり揃えてTPOで使い分ける


●今日の気温→ マイナス8℃~マイナス5℃  
●お天気→ 曇りと細かい雪降り
●合計で1時間程度の散策。登り下りは無いに等しい、数メートル程度。


●用意したもの
*スノーブーツが理想だけど、日本から来る人はわざわざ購入なんかしなくても、夏のトレッキングシューズで対応可能。でも、必ず足首が隠れるミドルカット以上でね
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*簡易スパイク→ ツアーのときは僕が用意しますよ。
今日は無しでもOKでしたね。コース上が踏み固まったり凍結したりしてなかったから。
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*ストック(夏用ではなくて、冬用は大きなバスケット)
*手袋 *フリース素材の帽子 
*ゴーグル(雪が降ったり風が強いとき、寒すぎる日など) 
*ザックの中にダウンジャケットやフリースなど
*スキー用のジャケット&パンツ(ゴアテックスとかじゃーないよ)
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ドライな気候だから、雪が降っても濡れることはない
だから、傘なんていらないよ。
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ゴーグルやデジカメのレンズを拭くのに、「100円ショップのメガネ拭き」があると便利。ちなみに、ゴーグルのレンズは、高価だけど2枚レンズが理想。呼吸の息で曇ると凍ってしまうから。いちど凍ると見えにくくなて厄介。我が家は予備も持参してます。
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手袋に紐をつけておくと、雪面に置かないから冷えない。
ランチのときも、手袋はジャケットの内側に入れておくと冷えないよ。
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Buff→ あったかい! 縫い目がなくてストレッチ性がある。冬のロッキーには必須のスグレモノ。 今日みたいに風の影響でアゴが冷えちゃう日は、こんなふうにガード。
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今日の田中のインナーを公開


さて、見えてるところは画像でも想像つくけど、冬の装備で大事なのはインナー。どれだけ薄くても保温や汗抜け・速乾の効果がある商品を重ねるか、それがポイントです。

見たくない人もいるだろうけど(笑)、今日の田中のインナーを公開です。

●Finetrack のドライレイヤーを上着の下着として。1年中愛用してます。
●下半身はポリエステル50%程度の、あまり質の良くないタイツ。
 今日の運動量は汗をかくほどではないので、動きやすさを重視。
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●ベースレイヤーは、パタゴニアの「秋用くらいの薄さ」のもの。
ポリエステル100%
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●ミッドレイヤーは、「SUGOI」っていう自転車ブランドの品。
ちょっと大きめのサイズでたっぷり感を出して保温効果を高めてます。肌ざわりもお気に入り。
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今日は運動量が少ないので、マイナス8℃の対応としては、着込んでいるいるほうです。晴れ予報じゃなかったので、陽射しの恩恵も諦めたから。


ちゃんとした備えがあれば、とても快適に遊べるのがロッキーなのです。

逆に言うと、装備がしっかりしていないと快適じゃないのです。



女子にはとっても大事なお手洗いのこと


田中が出掛けるどのコースも、出発地点となるパーキングにお手洗い、または、移動途中にお手洗いがあります。 ほとんどが水洗ではないけど、ニオイも弱いし広々してます。ペーパーもあるから、用意すべきはお手洗い・殺菌用品。


冬は着込む枚数が夏よりも多い。
お手洗いのために、重ね着したものを脱ぎ着するのはタイヘン。

車での移動中は薄着でOK(暖房が効いてるから)
着いたら、まずはお手洗いを済ませ、それから着込んでいくのが得策かな。

歩き始めたら、途中にお手洗いがないのが普通。
カイロを貼ってお腹や背中が冷えないように工夫するとか、暖かい飲み物をポットに入れてザックに用意しておくなどの準備も必要ですね。