カナダ トレッキング紀行

カナディアンロッキーで日本語ハイキングツアーを主宰する、個人ガイドの田中です。ツアーの様子や日々の遊びの記録。 http://www.ilovewintergreen.com/ お気軽にお問い合わせください

秋山裕司のブログ記事にモノ申す

やってくれちゃいましたね。
腹立たしいです


誰がって??

秋山裕司が。


なにをって?? 

「レイクオハラのバス予約」の情報公開を。


なんで腹立たしいかって??

だって、僕も同じことしようと思ってたから(笑) 
先を越されてことが悔しい・・・・

いや、「時間がないから」っていう逃げの理由を大きく掲げて、
行動に移さなかった自分が腹立たしい・・・



こんにちわ、
遥かカナダ(彼方)を "身近なカナダ" に

「やるなら誰よりも先にやりたい」
Wintergreen の田中です。 http://www.ilovewintergreen.com/



レイクオハラのバス・オンライン予約が 4/20から開始!

ここから先の話は、あくまでも個人で行う予約について。
僕らが主宰するような、ツアーに参加する人は参考程度として読んでね。

あのレイクオハラのシャトルバス予約システムが、
電話のみ→ オンライン対応になりました。

レンタカーなどを利用して、個人でカナディアンロッキーのハイキングを 
 っていう人には超ビッグなニュースです。

繋がらない電話、リダイヤルの応酬、「嵐」のLIVE より入手困難?、
英語で郵送先の住所まで言わなきゃならないもどかしさ、

そんな煩わしさから解放されるのです。

秋山裕司のブログ記事

http://onsightcanada.blogspot.ca/2015/03/blog-post.html
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画期的! っていうより、ようやくかい! っていうのが本音(笑)
21世紀に "昭和" なシステムだったんだから、ある意味 レトロだよ。


それ、トトロね(笑)
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レイクオハラ? バス予約? 
なんだ、そりゃ???? って人は、こちらのブログ記事を。



さりげないプロの妙技!

秋山裕司のブログ記事では、
とても懇切丁寧に予約方法を記載してます。

僕が先にやったとしても、ここまで詳細には書けなかったはず。

何よりも、実際には4/20より開始だから、
それ以前にアカウント作成のページに入ろうとしても、拒否されてしまう。

  ↑
これ、実際に手順を追ってみた人でないと
  意味も分からないと思うけど(笑)


それゆえ、
偽りの方法?(笑) を駆使しながら、アカウント作成ページまで
ブログ上に表示させちゃった彼は、やっぱ賢い。 

こういうカラクリを気付かれずにサラッとやってのけるのが、
本当の意味でのプロフェッショナル。
   ↑
(この話題、この後に綴っているのでチラっと覚えておいてね)

彼のスゴさを再認識した瞬間です。 いい刺激受けますわ!
ホメすぎか??(笑)



価値ある情報の公開はどんどんするべき

でも、彼はひとつだけ間違ったことを書いてしまってる。

ガイド業の自分の首を絞めるようですが、

レンタカーを使用し、ご自身で歩く方が増えるのは
いいことだと思っているので、
惜しみなく情報を出してしまいます。

 

冒頭の赤で示したくだり
これはヤバイほど間違ってる って思うのです。

もちろん、彼も本気でないことは分かってますが、
僕の考えを勝手に綴ります。


「情報開示が自分の首を絞める」とか「情報を隠す」っていうのは、
すでに死語。過去の商売の考え方。

今は逆に、役立つ情報は発信すべき。 
隠さずどんどん発信すべき。

それを継続することで、最終的に、ちゃんと信用されるんだから。

一見、貴重な情報は秘めていたほうがいいようにも思う。
なぜなら、対価を払った人に提供すべき の考えが根付いちゃってるから。

イザってときに価値ある情報を切り札のごとく出すことで、
さーすが、田中さん! ってことになる。今まではそれがフツーだったし。

でも、これからは違う。
ずーっと先を見据えていけば
  明らかに違うことが分かってきます。

情報を発信し続けていた人のもとに、
たくさんの人が集まってくる
しかも、信用・安心という気持ちまで引き連れて
そんな仕組みの社会になると思ってます。

だから、僕の会社のホームページには人が集まります。
http://www.ilovewintergreen.com/


なぜなら、カナダの旅を計画している人がいちばん悩む、
服装のことが「これでもか!」 ってくらい書かれてるから。
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アクセス解析を調べても、「カナダ ハイキング 服装」 とか、
「カナディアンロッキー 〇月 服装」で入ってくる人がとても多い。

「カナダ トレッキング」でググれば、
トップページよりも上に「服装ページ」が表示されるくらい(笑)

そこから予約に繋がってる っていう事実は、
信用されてるという証拠です。  自分で言うのかい!(笑)

もちろん、これは、過去のゲストの声を真剣に聞いて活かした結果。
だから、当然のことでもあるんだけど。



情報公開が信頼と集客につながるワケ

もちろん、情報だけを持っていく人だってたくさんいますよ。
それも当然。そんなの想定内。

だから、レイクオハラのバス予約の方法だって、
こりゃーラッキー! って思う人も多いはず。

だって、レンタカー利用の人は、
ガイドツアーを望んでないからレンタカーを使う。


まして、レイクオハラのツアーはお安くない。

だから、僕のリピーターさんでレンタカーを利用される人には、
今回のオンライン予約のことも知らせました。

だって、車があってオハラを何度も歩いていれば、
自分だけでも歩けるかもしれないから。


だけど、
レンタカー利用の人に勝手に行動される =
ツアーへの申し込みが減る っていう図式は違うと思う。

むしろ逆。

なぜなら、個人で歩くレイクオハラよりも、
もっともっと価値ある1日を僕は提供できる。
それがプロフェッショナルだから。

現に、僕のレンタカー利用のゲストさんたちも、
レイクオハラだけはツアー料金を払って参加してくれるしね。

秋山裕司も自信があるから、ブログで公開したのだと思う。

レイクオハラを自分たちだけで歩いた人が、
なんとか歩けたけど、やっぱりガイド付きのほうが安心だ。
そう感じて戻ってくると分かっているから。

彼の真意は分からないけど、僕ならそう考えます。


僕は、
個人でレイクオハラに行く人が増えることに大賛成。


だって、あの場所がシャトルバスに間に合うよう、
時間計算するのがどれだけ大変か、僕がいちばん分かってるから。

最初にも書いたけど、
プロは見えないところで 大事に至らない工夫と準備をしてます。
それがスムーズに出来るだけの実績もあります。

どういう歩行ペースなら、この人たちを、
疲れさせずにバス時間のギリギリまで楽しませてあげられるか、
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分岐が無数に出てきて、現在地も分からなくなるレイクオハラ、
どのコースを組み合わせれば、どれくらいの時間で歩けるか、
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天気が悪いときは、
どのコースがいちばんリスクと不快を減らせるか、
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コンディションによって、
どこが風当たりが強いのか、どこが風を避けられるか、
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タープで快適ランチに出来るのか、ムリなのか、
どこならタープを張りやすいのか、
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僕はそれらをぜんぶ知ってます。

そのために、わざと雨降りの日を狙ってバスのキャンセル待ちをして、
その悪条件を考察するトレーニングを毎年欠かしてないから。
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万が一、帰りのバスに間に合わないことも想定して、
シャトルバスのトライバーさんには乗る予定の時間を伝えています。

そのために、ドライバーさん全員とは普段からコミュニケーションを取り、
名前も覚えてもらって、重たい荷物の出し入れも手伝っているのです。
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すべては、
100回に1回あるかないかの、万が一のため。



レイクオハラを個人で歩く人が増える→ 情報が増える→ さらに価値を求める

そうなったときに、どんな実績があるかで、相手の反応は変わってきます。
結果はおのずと付いてくるものです。

僕のツアーでレイクオハラを望む人は、
すでに他社さんのツアーで歩いた人もメチャ多い。

いわゆる「オハラリピーター」ですね。その人たちが、
2度目以降のレイクオハラにさらなる価値を求めた結果だと思ってます。



ゲスト視点になれたら結果は変わる

情報は、さらけ出したって、取られたって、いいじゃない
だって、それ以上のことをまた生み出せば良いんだから。
カンタンだよね。

ゲスト視点で思考していれば、気付きは無限大に出てきます。
それによって、新しいアイディアも勝手にやってくる。
お客さんが何を求めているか、おもしろいほど気付くことが出来るんです。


ほんの数年前まで、僕は隠し事が多かった。
それは自分に自信がなかったから。

同業他社さんに情報を知られたくないって思ってた。
取られるんじゃないかと思っちゃってたから。

でも今は、取られたとしても、また生み出せば良いだけ。
そう気軽に思えます。

だって、僕が考えるべき相手は、同業他社さんじゃなくて、
日本からやって来るお客さんたちなんだから。

そこに気付いただけで、同業他社さんの現状がどうとか、
不思議なくらい、何も気にならなくなった。


最近、毎日のようにブログを書いているけど、ネタがバシバシ浮かんでくる。
視点の方向が完全にゲストへ向いたことで、視野が広くなってきたんだと思う。

ゲスト視点の視野が広がれば、気になること、目に付くものが増えてくる。

ゲストの役に立ちそうなネタが、
自分の周りにはいっぱいあったんだって、今さらながら気付いたのです。

僕のブログは、今、下書きがいっぱいで時間が足りません。

視点が変われば、発信方法が変わる。
発信方法が変われば、相手の反応が変わる。
反応が変われば、結果が変わる。



ところで秋山裕司って誰??

「オンサイトカナダ」っていう会社を主宰する、
夏期も冬期も超プロフェッショナルなガイドさんです。

彼の輝かしい経歴は Webサイトから拾ってもらうことにして、


僕と同じキャンモア在住、
家族想いの良きダンナ、良き父。
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ときどきアルコール仲間として、我が家にも遊びに来てくれます。
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呑んだらすぐ寝ちゃうけどね(笑)
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僕はツアーで一緒に歩く皆さんには、彼が著書のひとりになってる、
カナディアンロッキーのハイキングガイド本を紹介してます。


現地をイメージしやすくなることで、メールの通信もスムーズになるし、
僕もお客さんもハッピー。当然、著者も嬉しい。

ハイキング中にバッタリ会ってサインなんかもらっちゃったりしたら、
そりゃーいい記念になる。
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なにより、
この本を出版してくれたことで、
カナディアンロッキーに来る人が増えてくれたら、
みんながハッピーで楽しくなります。

楽しいところ、
 笑顔の多いところに人は集まります。



余談だけど、
この本のレビューにこんな感想があったのは興味深いです。

数年前にハイキングツアーでカナディアンロッキーを訪れましたが、団体で数珠繋ぎになって歩くので、好きな場所で立ち止まって景色を眺めたり花の写真を撮ったりはできず、ガイドは声の大きい年配グループの言いなりで、ハイキング中以外も終始振り回され、欲求不満を溜めて帰国しました。

(中略)

基本的な登山知識・技術・体力と、簡単な英会話能力と、この本さえあれば、
1日4~5万円もするガイドなんて雇う必要ありません


この方は現地のガイドと旅行会社にご縁がなかったようですね。
次回は僕のツアーに参加してね!(笑)


秋山裕司に無断でこのブログ記事を書いちゃったけど、 いいよね!(笑)

彼の本音を聞き出すことと掲載許可は、次に呑んだときにでも。





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