カナダ トレッキング紀行

カナディアンロッキーで日本語ハイキングツアーを主宰する、個人ガイドの田中です。ツアーの様子や日々の遊びの記録。 http://www.ilovewintergreen.com/ お気軽にお問い合わせください

冬こそレイクアグネスでハイキングでしょ!

こんにちわ、
遥かカナダ(彼方)を "身近なカナダ" に

「がんばらないハイキング」と「カナダ旅行への不安撲滅」を広めたい、
Wintergreen の田中です。 http://www.ilovewintergreen.com/



魅力満載の冬だからこそ連れ出したい

3/03に遊んできたときのお話。

こーんなに美しいレイクルイーズからの冬ハイキングで遊んできましたよ。
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出掛けたのは、夏の定番コース、
レイクアグネスとリトルビーハイブ
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ここを夏に歩いてくれた日本からの人って、
いったい何千人? いや、何万人いるんだろ??  っていうくらいの定番。

でも、冬にここを歩いた人は、いったい何人??

夏・冬の両方を見比べた人は? 
まさか "ゼロ" なんてことはないよね?? いや、もしや、あり得るか?

「チーム Wintergreen」 では
誰が最初にやってくれそうかな?


阿加那? 高梨夫妻? 
あれ? まりりんって、こっちのコースには行ってないか?
ヒロさん・千里さんが歩いたのは「ビッグビーハイブ」だったか。

いずれにしても、誰かを連れ出したい! 夏に歩いたことない人だって大歓迎。
だって、本当に魅力満載なんだから。

気になってくれる人が、ひとりでも現れたら嬉しいです。

歩くコースは夏とまったく同じ。
スキーウェア+α のハイキング装備にスキー用のグローブ。
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靴はハイカットであればハイキングシューズでOK 
念のため、ロングスパッツがあれば完璧だけど。

もちろん、コンディションによっては別の装備が必要なこともある。
数日前からの「コンディション把握」と準備が大前提ね。

スノーバスケットの付いたポールとスパイクは、現地調達が便利かも。
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夏と冬を画像で比較してみよう

画像だけでもワクワクするような違いでしょ? 
実際はもっと感嘆詞が出るよー(笑)

①まずは、出発地点のレイクルイーズ。
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②途中に佇む「ミラーレイク」    友情出演:永田夫妻(笑)
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③ボーバレーや Mt.ビクトリア方面を望めるビューポイント!
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④ティーハウスのある「レイクアグネス」
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冬は湖面上を駆け回ったり、ランチ食べたり出来るのが楽しい!
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おにぎりとの相性もバツグン??(笑)
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リスクへの傾向と対策は不可欠

もちろん、湖面上は雪崩が多発する斜面に囲まれちゃってるから、
ランチ場所や遊び場の選択はキチンとした判断が不可欠。

昨年はここで死亡事故も起こっているのです。

レイクアグネスに登ってくるまでもヤバイ箇所はあるしね。

そして、ここから上部の「リトルビーハイブ」へは、
さらなる懸念があることも伝えておかなきゃ。

過去に起こった大きな雪崩跡斜面を通過しなければ なのです。
今回はしっかり踏み固まっていたけど、例年だとズボズボ深く埋まって、
もがき苦しむ難所。雪崩のリスクが高い場所っていうのも忘れてはいけません。
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今日はここ数日からの総合判断で安定した状態だったけど、
万が一のためのギアはすべて持って行ってます。
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他にも無線やショベル、プローブなども持参。

諸々の条件が揃って、初めて向かえる判断ができる場所。
だからこそ、辿り着けたときの安心感と開放感は格別です。

今日の終点を夏と比較。    友情出演:またまた永田夫妻(笑)
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プロフェッショナルの嬉しい同行

今回は、とても頼もしい仲間が同行してくれました。
『山のスペシャリスト 谷君
純粋で誰からも好かれる熱い心の持ち主。
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ときどき一緒に呑んでもらってるんだけど、
アルコールが入るとさらに熱い口調に変わる(笑) 

でも、なぜか、もっと聞きたくなるほど純粋さが伝わってきます。
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山岳ガイドとしての経歴や所有資格は、本当にハードなものばかり。


我が家と一緒に遊んでくれるなんて申し訳ないほどのレベルなんだけど、
リスクの高い「レイクアグネス」から上部は、彼のようなガイドさんと行動すべし。

今日のように、安全面での条件が揃う日なんて稀なのでね。


谷君が所属する、「ヤムナスカ」のホームページ。
頼もしいプロフェッショナルたちが勢ぞろいの現地日系会社です。




谷君の人柄とプロ意識を垣間見る

谷君が撮ってくれた写真。  ね! 彼のあったかい人柄が伝わるでしょ。
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人物を写した彼の写真は見たことなかったんだけど、
今回は我が家の画像をたくさん撮ってくれました。

細かい仕草をきちんと観察していないと撮れない画像ばかり。
プロの山岳ガイドって視野が広くもあり、細やかでもあるんだね。

さすが! です。


谷君、また一緒に遊んでね。
山のこともいろいろ教えてください。



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