カナダ トレッキング紀行

カナディアンロッキーで日本語ハイキングツアーを主宰する、個人ガイドの田中です。ツアーの様子や日々の遊びの記録。 http://www.ilovewintergreen.com/ お気軽にお問い合わせください

3/11 今後のキッカケに

雪崩リスクは未だ高いまま。
周りの人たちから散々心配してもらったけど、今日もバックカントリーへ。
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最初に予定していたコースはかなり危険なので素直に断念。
リスク回避できる地形を選んだ結果、レイクルイーズスキー場の近くから登る、
「Boulder Pass」 方面で遊んできました。

季節を問わず、我が家が何度も何度も歩いてるお馴染みのエリア。
状況に応じてスキーツーリングを中心に楽しむのが目的です。
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今回は千春と祐紀子の星野夫妻が同行してくれました。
ふたりとも山の経験と知識が豊富。さらには滑走だけでなく、ツーリングも大好き。
スノーボーダーだったけど今年からテレマーカーに転身したので行動範囲も広がるね。
仲良しで笑顔いっぱいの仲間っていいわぁ。
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トレースのない先頭のラッセルは、すべてふたりが交代で担当してくれましたよ。
こういうときの先頭って本当にタフなんだよね。感謝、かんしゃ!
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展望の良いところへ行きたかったので、Ptarmigan Peak の麓へと向かってみました。
もちろん、急斜面の下になるので、あれこれ確認しながら 。ムリせず行けるところまで。
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が、登っていくにつれ、
*「whump 音」がない
*陽射しがキツイ午後なのに南斜面が緩んでる様子もない
*風が強いのか今年だからなのか、雪の量も非常に薄い
*岩壁の上部には雪庇せっぴ)などの「Overhead Hazard」もない
*勝手な素人感覚だけど足元から雪の安定感が伝わってきてる
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傾斜のゆるい地形を選んだら滑走も出来るのでは?? 確認したくて雪を掘ってみました。
弱層は40cmの深さにあったけど、上からスキーでジャンプしても亀裂が入りにくい。
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結果、緩斜面を滑ってみることに。
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この判断が完全に間違っていたかどうかは、経験や知識のある人に聞いてみたいとこだけど、
緊張感の中、事前情報の積み重ねと当日の状況から可能な限り判断したこと。
臆病者がビビリながら出した答えが GO!でした。
今後の勉強や経験に向けて、何かのキッカケになったのでは って思います。

無事に滑り降りてこれてラッキー。頼もしき仲間たちにも感謝です。
千春、祐紀子、ありがとう。
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次回は北斜面を狙ってみたいなぁ。ラッセルはしんどそうだけど(笑)

バンフに戻って、珍しく外食と飲み。ヤスと陽子の池田夫妻も参加してくれての良い時間。
盛り上がりました!
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