カナダ トレッキング紀行

カナディアンロッキーで日本語ハイキングツアーを主宰する、個人ガイドの田中です。ツアーの様子や日々の遊びの記録。 http://www.ilovewintergreen.com/ お気軽にお問い合わせください

1/20・21 1泊でスキーツーリング

ようやくバックカントリーへ出掛けてきましたよー! しかも山小屋1泊。
今シーズンは積雪が少ないのに雪崩リスクの高い日が多すぎて、フロントカントリーばかり。

だったら、リスクの少ない場所や遊びを選べばいいんじゃないの?
条件を待つより変えてしまえ! ってことで、スキーツーリングを楽しむことにしました。
斜面を滑って遊ぶスキーではなく、1泊分の荷物を背負ってスキーで出掛ける冬ハイキング。
山中に建つ無人小屋に泊まって、往復の行程を楽しんできました。
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こういう遊びに付き合ってくれるのは、ヤスと陽子の池田夫妻。
必要なギアが揃ってて、滑走よりもツーリングを好む遊び相手はとっても貴重な存在。
いつも付き合ってくれてありがとう。
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今回のお宿は Bryant Creek Shelter(ブライアントクリークシェルター)っていう無人小屋。
有名なMt.アシニボインの麓へ続く途中にポツンと佇んでます。 
3月末にアシニボインへのトリップを計画してるので、途中までの下見も兼ねてのツーリング。
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今回たどったルートが黄色。赤い●から出発し、緑●の小屋まで。
その先の白いルートはアシニボインまでの残りの行程。 
ちなみに、右下の大きな赤丸は、キャンモアから目立つスリーシスターズ。
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キャンモアから車で1時間。そこからスキーで歩いて(じわじわ登って)15km 
今回の所用 行きが4時間45分、帰りは4時間20分 
起伏のほとんどない森林歩き。よって、行きも帰りもほぼ同じ所要時間(笑)
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啓子は、昨年秋に新調した おNew!のザックで。ポケットにショベルが収納できてお気に入り。
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ずーっと樹林帯を歩いてきて、スタートから4.5時間。13km を歩いてきました。
ようやく視界が広くなり、山小屋まで200m!
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空が広い! 開放感ある景色が心地良いですね。
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ひと息ついたら、身軽になって周辺の散策へ。500m先のワーデンキャビンまで往復です。
広々としたメドウを見渡すように建ってました。いい場所だ~!
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今日いちばん!の景色はここですねー。 みんなで記念撮影。お天気も良すぎ!
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ヤスと陽子はお揃いの手編み帽。センスいいねー!
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持久力はあるけど馬力不足の啓子。今日もみんなに遅れをとったけど、よくがんばりました。
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本番のアシニボインは、あの谷のずーっと先だよー。次回はもっとがんばりましょー。
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 山小屋の裏周辺にはクリークが流れていて、ここも良い雰囲気でした。
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16:30 今日の全行程を終え、「お疲れさま!」のビール。
そして、ワインやハードリカーを交えて宴の始まり、始まり~!
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 薪ストーブがあるだけの質素な山小屋だけど、シンプルだからこそ気付くこともいっぱい。

「人間は無しで済ませられるものが多いほど豊かである」 っていう考え方が
バックパッキングなんだとか。とってもいい言葉ですね。 アルコール無しはムリだけど(笑)
電源が必要なものなど役に立たないバックカントリーの世界。
人間の原点を考えることができる大切で貴重な時間です。

翌日の朝焼けがゴージャスでした。
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往復30km  2日間のツーリングは無事に終了だけど、我が家は靴擦れの一歩手前でした。
3月末の本番では、ちゃんとした備えと対策が必要ですな。
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